会社でAIが使えるようになった。
せっかくだからと、画面を開いてみる。
「報告書をまとめて」と打つと、それらしい文章が返ってきます。
でも、どこかよそゆき。自社の言い回しとも違う。結局、ほとんど自分で書き直す。
「自分で書いたほうが早いな」
そうつぶやいて、そっと画面を閉じる。
そんな経験、ありませんか?
先に伝えておきますね。あなたにAIのセンスがないわけではありません。
変えるのは、「頼み方」だけです。
「プロンプト 例 ライティング」で検索していたころの私
フリーのライターになってから、私も同じところでつまずきました。
ネットで「プロンプト 例 ライティング」と検索しては、無料のプロンプト集をブックマーク。コピペして、自分のメモを貼るだけ。簡単そうに見えました。
ところが、返ってくるのは誰にでも当てはまる文章ばかり。
クライアントの要望にも合わず、毎回ほぼ書き直し。
「AIって、結局使えないじゃん」
そう決めつけて、しばらく触らなくなりました。
答えが浅いのは、AIが「初日の新人」だから
転機は、会社員時代を思い出したときでした。
私は前職で、社内報の編集をしていました。各部署に原稿を頼むと、使えない原稿がよく届いたものです。
原因は、頼む側の私にありました。誰が読むのか。何のための記事か。何字で、どんな口調か。そこを伝えずに「いい感じに」と頼んでいたんです。
AIも同じです。
頭はいい。でも、あなたの会社のことも、読む相手のことも知らない。いわば「今日が初日の新人」。
前提を知らない新人から、当たり障りのない答えが返ってくる。当然の結果ですよね。
今日から使える「前提4点セット」
やることはシンプルです。頼むときに、4つの前提を添えるだけ。
- 相手
-
誰に向けたものか
- 目的
-
何のために使うか
- 材料
-
何をもとに書くか
- 形
-
長さ・形式・口調
私はこれを「前提4点セット」と呼んでいます。
たとえば、チームに会議の日程変更を知らせるメール。普通の頼み方だと、こうなりがちです。
会議の日程変更のメールを書いて
前提4点セットを添えると、こう変わります。
【相手】同じ課のメンバー5人
【目的】来週の定例会議の日時が変わったことを伝え、参加できるか返信してもらう
【材料】
・変更前:〔10月7日(水)10時〕
・変更後:〔10月9日(金)14時〕
・理由:〔課長の出張〕
【形】本文150字前後。社内向けの、かたすぎない口調
不明な点があれば、書き始める前に質問してください。
〔 〕の中は、あなたの状況に合わせて書き換えてください。
大事なのは、最後の1行です。分からない場合、AIが勝手に想像で埋めるのを防げます。
1回試すだけで、返ってくる文章の具体さが変わるのを感じられるはずです。
実務の「本番」で使う手順
ここまでが、今日から試せる、土台となる部分です。
ただ、毎日の仕事で使おうとすると、次の壁にぶつかります。
「議事録って、会議のメモをどう渡せばいいの?」
「取引先へのメールで、自分らしい言い回しを出すには?」
「売上の集計、AIに任せて数字は大丈夫?」
「1回目の出来がいまいちなとき、どう直せばいい?」
私も、ここで何度もつまずきました。とくに数字です。集計を頼んで、合計が合わない表が返ってきたこともあります。
そこで、実務で使う手順を1本のnoteにまとめました。
- 社外秘を入れずに使う線引き
- 議事録・取引先メール・週次集計の、コピペで使えるプロンプト
- 数字の間違いを見抜く確認の手順
- 出来がいまいちなときの「直し方の型」
- 一度作ったプロンプトを使い回す「プロンプト帳」
こんな人に向けて書いています。



会社のAIを開いても、何を打てばいいか分からない。



帰る時間が決まっていて、残業で取り返せない。



無料のプロンプト集を試したけれど、書き直しが減らなかった。
そんなあなたに、ぴったりな記事です。
有料note「定時に帰るためのAI実務プロンプト集|議事録・メール・週次集計を仕組みで片づける【コピペ用】」
もっと学びたい人へ
AIの使い方は、本で体系的に学ぶと視点が増えます。
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まずは今日、1通のメールで「前提4点セット」を試してみてください。
AIが「初日の新人」から、「頼れる同僚」に変わり始めますよ。





